SecondaryUse開発日記

データベース参照ツールを開発しています。そのツールの開発、利用方法秘話などなどの紹介

DB参照ツール、SecondaryUse(二次利用) DWHと帳票印刷を兼ね備える便利ツール

SecondaryUseとは任意のデータをデータベースからSQLで取得し表示します
SQLをサーバに保存すれば、利用者全員で共有が出来ます。またローカルファイルとして登録すれば端末ごとに任意のSQLを実行することも可能です

表示したデータはエクセルへのエクスポートも簡単にできますし、エクセル、ワードへの差込み印刷も可能です

エクセルへのエクスポートでは自動でグラフ表示も可能です

その為、DWHと同様の使い方が出来、DWH専用DBを必要としません

CSVXMLへの出力も可能です

 

SecondaryUseはデータの二次利用を簡単に実現します

 f:id:syskobo:20190422155018j:plain

本来DBBrowserはエディタ上に入力したSQLを実行しデータを表示していましたが、誰でも簡単にデータ抽出出来るようにSQLを外部に保存し実行できるようにしたのがSecondaryUseです

DBBrowser同様、サーバとの通信はSOAPを利用していますので、ORACLEなどはClientのインストールが不要です。

さらに、SSL/TLSプロトコル(https)を使用してインターネット経由でもデータベースとの接続が可能です。

また、ODBCでの接続も出来るのでローカルネットワーク環境ではサーバなしでも利用できます

 

SimpleUse は SecondaryUseと同じですがランチャー起動のアプリを外したバージョンです

MedicalUseSimpleUse に 医療機能を追加したバージョンになります

現在は SecondaryUse としては公開していませんので、MedicalUseSimpleUse を使用してください

 

バッチファイルから start した時にウィンドウが背面に隠れてしまう問題に対処する

同じ内容で悩んだ方がいらっしゃいました

stakiran.hatenablog.com

 

上記サイトを参考にバッチファイルを修正しましたが、私の環境では前面表示が出来ませんでした

vbscriptを使用する方法もありましたが、廃止が分かっているのにどうかなと思い

powershellで試したところ前面に表示するようになりましたのでご紹介します


下記の例は、最新のバージョンで実行させたいので、実行前にプログラムを共有フォルダからローカルフォルダにモジュールをコピーし実行させています

 

バッチファイル

@echo off

xcopy   プログラムの共有フォルダ     プログラムのローカルフォルダ

powershell -ExecutionPolicy Bypass -File D:\folder\Script.ps1 %1 %2 %3 %4

 

Script.ps1

$LocalStartupDir = 'プログラムのローカルフォルダ'
Start-Process -FilePath ($LocalStartupDir, 'プログラム.exe' -join '\') -ArgumentList "$args" 

 

 

 

「SecondaryUse」でデータ活用革命!その驚くべき機能と可能性を徹底解説

SecondaryUseとは?基本概要と特徴

SecondaryUseの開発背景と目的

 SecondaryUseは医療機関が日々蓄積する膨大なデータを効果的に活用するために開発されたツールです。その背景には、従来のデータ活用手法が限られた分析範囲に留まり、高価なシステム導入が求められていたという課題がありました。特に医療現場では、電子カルテシステムなどから得られる情報を経営改善や臨床研究、さらには院内業務の効率化に結びつけるニーズが高まっています。SSI(株式会社ソフトウェア・サービス)が提供するSecondaryUseは、こうした課題を解決し、データ活用革命を牽引するために設計されました。

データ1.5次利用ツールの革新性

 SecondaryUseが注目されている理由の一つは、「データの1.5次利用」という新しい視点に基づいている点です。1.5次利用とは、蓄積された一次データを単なる二次利用に留まらず、より詳細な加工や分析を行って付加価値を高めることを指します。これにより、臨床データから有益なインサイトを引き出したり、運営や研究成果を向上させたりすることが可能になります。この革新性が、医療や研究機関から注目される大きな要因となっています。

対応可能なデータベース環境

 SecondaryUseは、多種多様なデータベース環境に対応する柔軟性を備えています。主にWindows 10およびWindows 11環境で動作し、.NET Framework 4.8を利用しているため、高度な互換性と安定性を実現しています。また、複数のデータベースを同時に接続し、SQL検索を実行できる機能も搭載されており、複雑なデータ管理や分析ニーズに応えられるよう設計されています。この多機能性が、業界を問わず幅広い用途で利用される理由となっています。

高価なDWH不要―低コストで実現する活用法

 多くの医療機関や中小企業にとって、高価なデータウェアハウス(DWH)の導入は大きな負担です。SecondaryUseは、既存の環境を活用しながら低コストで高度なデータ利用を可能にします。このツールの利便性により、コストを抑えつつもデータの価値を最大化できます。特に事務作業の省力化や収益性分析、感染症モニタリングといった業務において実用性が高く、従来のシステムに比べて導入ハードルが低い点が魅力です。

他ツールとの違いと優位性

 SecondaryUseの大きな特徴は、他のデータツールと比較しても圧倒的な優位性を持つ点です。例えば、エクスポートされたデータを即座にWordやExcelへ連携できる機能や、多様なフォーマットでの出力サポートは、多くのユーザーに使いやすさを提供します。また、医事会計システムや電子カルテシステムとの連携も可能で、医療特有の業務効率化をサポートします。単なるデータ管理ツールを超えた、柔軟性と拡張性がこのツールの優れた点です。

SecondaryUseの主な機能

データ抽出機能とその柔軟性

 システム巧房が提供する「SecondaryUse」は、蓄積されたデータを簡単かつ迅速に抽出する機能を持っています。重大な特徴として、検索条件を柔軟にカスタマイズすることが可能です。これにより、複雑な検索条件に基づくデータ抽出が自動化され、手作業の負担を軽減します。例えば、医療分野では症例データの抽出や薬剤投与後の経時的変化の可視化に活用され、業務効率を大幅に向上させています。

多種フォーマットでのエクスポートサポート

 SecondaryUseは、抽出したデータを多種フォーマットに変換してエクスポートする機能を持っています。これにより、目的や用途に応じた形式でデータを利用することができます。具体的には、CSVやPDFなどの一般的な形式のほか、データ統合や可視化を目的とした特殊なフォーマットにも対応しており、多様なニーズに応じたデータ活用を実現します。

WordやExcelとの連携機能

 SecondaryUseはMicrosoft WordやExcelとの連携機能を標準搭載しています。これにより、抽出データをそのまま帳票やグラフに変換することが可能です。この機能は、医療機関における診療報告書や分析レポートの作成などで非常に有効であり、業務の効率化に直結します。また、Excelテンプレートを活用することで、ユーザー独自のフォーマットで出力するなど、カスタマイズ性の高さも魅力の一つです。

CSV出力および印刷オプション

 抽出データをCSV形式で出力する機能も充実しています。CSV出力は、他システムとのデータ連携や大規模データの一括処理に有効です。また、印刷オプションも豊富で、必要なデータを迅速に紙媒体で共有することが可能です。特に医療現場では、患者情報の確認や会議用の資料作成など、即時性が求められる場面で重宝されています。

アプリケーションのカスタマイズ可能性

 「SecondaryUse」では、ユーザーの業務に合わせたアプリケーションのカスタマイズが可能です。医療機関や研究機関など、それぞれの業種ごとに異なるニーズに応じて機能を調整できる点が大きなメリットです。例えば、特定のデータベース構造に適応させたり、オリジナルの帳票やダッシュボードを作成したりすることで、より業務に即した形で運用することができます。この柔軟性は、数多くの導入実績が示すように、利用者から高い評価を受けています。

利用シーン別!SecondaryUseの活用例

医療業界での未収金管理事例

 医療機関における未収金管理は、病院経営の健全化において重要な課題です。SSIが開発した電子カルテシステムと連携する「SecondaryUse」は、未収金の状況をリアルタイムで把握し、効率的な管理を実現します。督促状の自動発行機能や分納領収書の作成が可能であり、履歴管理も容易です。また、医事会計システムと直接参照することで正確な未収金の集計と検索を迅速に行えるため、多忙な医療機関の事務作業を大幅に軽減します。

営業データの高度な分析とレポート作成

 「SecondaryUse」は、営業活動に関連するデータの分析業務にも大きな進化をもたらします。営業活動ごとの効果測定や顧客の購買データを一元化。さらに複雑な検索条件を簡単に設定して必要なデータを抽出できるため、データドリブン経営の推進を強力にサポートします。エクスポート機能を活用すれば、抽出データをもとにExcelやWordで高度なレポートを迅速に作成することが可能です。そのため、営業戦略の立案や改善にも効果を発揮します。

URL連携による地図データや証券情報表示

 「SecondaryUse」は、URL連携機能を活用して外部のWebサービスや地図データ、さらには証券情報とも簡単に連携できます。この機能を利用することで、データの可視化が飛躍的に向上します。例えば、地域医療機関の患者データと地理情報を連携させれば、地域ごとの特性を把握するための新たな洞察を得られる可能性があります。また、市場分析やトレンド把握にも応用できるため、様々な業界での活用が期待されます。

大容量データの迅速な処理と可視化

 従来は大容量データの処理に高価なデータウェアハウス(DWH)が必要でしたが、「SecondaryUse」はその代替として効率的かつ低コストなソリューションを提供します。複数のデータベースやフォーマットに接続し、柔軟なSQL検索によって短時間で必要な情報を取得可能です。また、視覚的に分かりやすい帳票やグラフも作成できるため、大量データの活用方法が格段に広がります。医療現場のDPC分析や研究業務、さらには営業データの運用にも活用できる点が特徴です。

教育分野における学習データの有効活用

 教育分野でも「SecondaryUse」のデータ活用機能は注目されています。学習履歴やテスト結果を分析し、生徒一人ひとりの成績向上につなげることができます。さらに、生徒の進捗状況を保護者への定期的なレポートで可視化するなど、教育現場のコミュニケーションを強化します。このツールにより、教育データの収集と活用が効率化し、より個別最適化された教育の提供が可能となります。特に学習データを用いた研究シーンでも、その確実性と利便性が評価されています。

SecondaryUseがもたらす未来の可能性

DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進

 「SecondaryUse」は、データ活用を革新することでDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現を強力にサポートします。特に医療業界では、電子カルテシステムやDPCデータの効率的な活用が求められていますが、膨大なデータ量を効率よく処理できる点がこのツールの特長です。これにより、収益性の分析、治療プロセスの最適化、施設運営状況の可視化が可能となり、業務プロセス全体のデジタルシフトを加速させます。また、柔軟なデータ抽出とエクスポート機能により、多業種・多分野におけるDX推進も実現しています。

中小企業から大企業までの導入事例

 「SecondaryUse」は、システム巧房による独自の技術が活かされ、中小企業から大企業まで幅広い規模の事業者に導入されています。特に、医療業界においては収益管理や院内業務の効率化、研究データ分析といった分野で高い評価を受けています。一方、医療以外の業界でも、営業データの分析や大規模プロジェクトの進捗管理などで活用されており、業界や業種を問わない汎用的なデータ活用ツールとしての地位を確立しています。

顧客データの有効活用によるサービス向上

 顧客データをいかに効率よく活用するかは、現代ビジネスの重要課題です。「SecondaryUse」は、簡単な操作で膨大なデータの解析が可能であり、特定のターゲット顧客層のニーズを瞬時に抽出することができます。医療機関では患者データを基に診療ガイドライン遵守状況の評価が行え、他業界では顧客行動分析や購買履歴の解析が可能です。これにより、提供するサービスの質を向上させ、企業競争力を高めることができます。

データ活用革命がもたらす経済的恩恵

 高性能データベースの導入や高額なデータウェアハウス(DWH)の運用は、初期投資や維持コストが膨大な負担となります。しかし、「SecondaryUse」はこれを不要にし、低コストでのデータ活用を実現します。これにより、特に中小企業においては、限られた予算内での効率的なデータ活用が可能となります。また、大規模病院や研究機関でもデータ分析業務の効率化によるコスト削減を実現し、経済的な恩恵を得られる点が特徴です。

進化し続けるデータ活用技術の展望

 データ活用技術は常に進化を続けており、「SecondaryUse」もその例外ではありません。システム巧房が提供するこのツールは、今後さらなる技術開発により、多次元的なデータ分析やAIを活用した予測解析への対応も期待されています。医療分野においては、患者治療データを用いた個別化医療の推進や、学習データを使った教育現場での応用などの可能性が広がっています。進化を続ける「SecondaryUse」は、データ革命の中心的存在となり、多くの分野での貢献が期待されます。

システム巧房が開発・提供している SecondaryUseについて教えて

「システム巧房(System Studio)」が提供するSecondaryUse(セカンダリーユース)について、その開発背景、技術的特徴、導入メリット、そして具体的な活用シーンまでを網羅して詳しく解説します。
 

 
1. SecondaryUseの概要と開発コンセプト
SecondaryUseは、一言で言えば「データベース(DB)の専門知識を、実務レベルのデータ抽出・活用へ橋渡しする高機能データベース・ブラウザ」です。
多くの企業や医療機関では、数千万円から数億円を投じて電子カルテや医事会計、基幹系システムを導入しています。しかし、それらのシステムに蓄積された膨大なデータ(ビッグデータ)を、現場の職員が「今すぐ、必要な形で」取り出すことは容易ではありません。メーカーにデータ抽出を依頼すれば高額な費用と時間がかかり、市販の汎用ツールでは専門知識が必要すぎて使いこなせないという課題がありました。
システム巧房は、この「データの死蔵」を解決するため、「データの1.5次利用(日常業務での参照・検索)」と「2次利用(統計・研究・分析)」をシームレスに行うことをコンセプトにSecondaryUseを開発しました。
 
2. 技術的な特徴と柔軟性
SecondaryUseがプロフェッショナルな現場、特に医療現場で高く評価されている理由は、その圧倒的な「接続の柔軟性」「運用の手軽さ」にあります。
 
多彩なデータベースへの対応
Windows標準の接続機構(ODBC、OLEDB)を利用することで、以下の主要DBに幅広く対応しています。
  • Oracle Database(電子カルテで多く採用)
  • Microsoft SQL Server(部門システムや医事会計で一般的)
  • PostgreSQL / MySQL / SQLite(オープンソース系)
  • InterSystems IRIS / Caché(医療用M言語系DB)
    特筆すべきは、「複数の異なるDBへ同時に接続・切り替え」ができる点です。例えば、電子カルテ(Oracle)と給食管理(SQL Server)のデータを、一つのツール上で切り替えながら操作することが可能です。
 
インストール不要のポータビリティ
多くの企業内PCでは、新しいソフトのインストールにはシステム管理者の許可が必要です。SecondaryUseは、実行ファイルをコピーするだけで動作する形式をとっており、レジストリを汚さずに導入できるため、現場のPCに導入しやすいという実務上のメリットがあります。
 
3. 主な機能構成
SecondaryUseは、単なるSQL実行ツールにとどまらない、実務を強く意識した機能を備えています。
  • SQLテンプレート管理: 複雑な抽出条件(SQL文)を「定型SQL」として保存できます。一度作成すれば、SQLがわからない職員でもメニューから選ぶだけで最新データを抽出できます。
  • Excel/Word連携: 抽出したデータをボタン一つでExcelへ出力するのはもちろん、Wordの差し込み印刷機能と連携し、DBから直接診断書や案内状の書式へ流し込むことができます。
  • テーブル定義書出力機能: OracleなどのDB構造を解析し、テーブル定義書(仕様書)を自動生成する機能があります。これはシステム管理担当者にとって、DB構造を把握するための強力な武器になります。
  • フリーアプリ機能(コマンド連携): 抽出した結果(例えば住所情報)を、外部の地図ソフトや宛名印刷ソフトに引数として渡すことができます。
 
4. 医療現場における具体的な活用事例
SecondaryUseは特に医療機関(病院)での導入実績が豊富です。
  • 経営分析・DPC対策: 医事会計システムから診療行為ごとの点数や薬剤の使用量を抽出し、Excelでグラフ化して収益改善の資料を作成する。
  • 臨床研究の症例抽出: 「特定の病名」「特定の検査値」「特定の年齢」などの条件を組み合わせ、臨床研究の対象となる患者リストを数秒でリストアップする。
  • 紹介状・逆紹介管理: 地域連携室において、紹介元の医療機関ごとの紹介件数を月次で集計し、報告書を作成する。
  • 未入力チェック: 電子カルテの記載漏れや、特定のオーダの未実施を定期的にチェックするSQLを走らせ、医療安全や算定漏れ防止に役立てる。
 
5. エディションのバリエーション
ユーザーのニーズに合わせ、いくつかの派生版が存在します。
  1. オリジナル版: 基本となるすべての機能を搭載したスタンダードモデル。
  2. シンプル版: 機能を絞り込み、より軽量化したモデル。
  3. MedicalUse(医療系版): 医療機関向けに特化し、紹介状作成機能や試薬管理、文書管理機能などをプラグイン的に追加したもの。
 
6. まとめ:データ活用を民主化するツール
システム巧房のSecondaryUseは、「システムは導入しているが、データが宝の持ち腐れになっている」という組織にとって、非常にコストパフォーマンスの高い解決策です。
高度なプログラミングは不要ですが、SQLという標準言語を介することで、メーカーの「囲い込み」から脱却し、自組織のデータを自組織の意志で自由に活用できる環境を提供します。開発者のブログ「SecondaryUse開発日記」では、日々ユーザーの声に応じた細かなアップデート情報が発信されており、日本の現場感覚に寄り添ったツールであると言えます。

necの電子カルテ × SecondaryUse でできること

NEC(日本電気)の電子カルテシステム(MegaOakシリーズなど)は、国内でも高いシェアを誇り、非常に堅牢かつ構造化されたデータベースを保持しているのが特徴です。

システム工房の「SecondaryUse」と組み合わせることで、NECのシステム内に蓄積された膨大な「オーダー情報」「検査結果」「経過記録」などのデータを、現場の医療従事者がプログラミングの知識なしに自由自在に活用できるようになります。

具体的な活用シーンとメリットを整理しました。


1. 臨床データの高度な抽出と研究利用

NECの電子カルテはデータ構造が整理されているため、SecondaryUseを介した検索の精度が非常に高まります。

  • 複雑な検索条件の組み合わせ: 「特定の抗生剤を使用し、かつ炎症反応(CRP値)が一定期間下がっていない症例」といった、複数の診療科や項目にまたがる抽出が容易です。

  • 症例レジストリ作成の効率化: 学会報告や専門医申請に必要な症例一覧を、期間や病名、術式などの条件を指定して数分で作成できます。

  • テンプレート入力(カルテ記載)の集計: 経過記録など、NEC側のテンプレート(入力フォーム)で構造化されたデータを項目ごとに切り出して集計することが可能です。

2. DPC分析と病院経営の可視化

NECの医事会計システムと電子カルテのデータが密接に連携している点を活かし、経営改善に直結する分析が行えます。

  • DPC期間別収益分析: 入院期間の延長が収益に与える影響や、診断群分類ごとの薬剤・資材使用率を可視化し、適切な病床管理を支援します。

  • パスのバリアンス分析: クリティカルパスの適用率や、パスから逸脱(バリアンス)が発生した理由を臨床データと照らし合わせて分析し、医療の質の標準化を促進します。

3. チーム医療(ICT・NST・薬剤部)の支援

部門を横断したデータ活用により、特定の活動チームの業務を大幅に効率化します。

  • ICT(感染制御チーム): 耐性菌の検出状況や抗菌薬の使用量を自動集計し、サーベイランス報告書作成の時間を削減します。

  • NST(栄養サポートチーム): アルブミン値などの検査結果から、栄養介入が必要な患者を自動でリストアップするスクリーニング機能として活用できます。

  • DI業務(薬剤部): 特定薬剤の副作用モニタリングや、後発医薬品への切り替えシミュレーションなどに役立ちます。

4. 医療安全とレポート業務の自動化

定期的な報告業務や、安全性に関わるデータ抽出の自動化が可能です。

  • インシデントデータとの紐付け: 発生したインシデントと、当時の処方内容や患者の状態を臨床データ側から多角的に検証できます。

  • 病院指標の自動集計: 毎年作成する病院指標や、国への報告が必要な統計数値を自動で出力できる仕組みを構築し、事務負担を軽減します。


NECシステムとの連携における強み

NECの電子カルテは「MegaOak/iS」や「MegaOakHR」など、世代や規模によってデータテーブルの構造が明確に定義されています。SecondaryUseは、このNEC特有のデータ定義を**「日本語の使いやすい検索項目」**にマッピングできるため、現場の医師や看護師がIT部門を介さずに自分でデータを引き出せるようになるのが大きな強みです。

SSIの電子カルテ × SecondaryUse でできること

Gemini の回答

 

SSI(株式会社ソフトウェア・サービス)の電子カルテシステムと、システム工房の「SecondaryUse」を連携させることで、蓄積された膨大な臨床データを経営改善や研究、業務効率化に直結させることが可能です。

具体的に実現できる主な活用シーンを整理しました。


1. 臨床研究・学会発表のスピードアップ

SSIの電子カルテに格納されている膨大な診療データから、必要な条件(病名、検査値、処方内容など)に合致する症例を瞬時に抽出できます。

  • 症例抽出の自動化: 従来、手作業で行っていた症例探しが検索条件の設定だけで完了します。

  • 経時的変化の可視化: 特定の薬剤投与後の検査値推移などをグラフ化し、研究の基礎資料としてそのまま活用できます。

  • データクレンジング: 研究に必要な形式へのデータ変換が容易になり、統計ソフト(EZRやSPSSなど)への橋渡しがスムーズになります。

2. 病院経営・DPC分析の高度化

医事データだけでなく、電子カルテ側の臨床詳細データを組み合わせた多角的な分析が可能になります。

  • 収益性の分析: DPCデータと連動させ、疾患ごとの原価管理や利益率の可視化を行います。

  • パスの最適化: クリティカルパスの実施状況とアウトカムを分析し、バリアンス(計画からの乖離)の原因を特定して治療の質を向上させます。

  • 稼働状況のリサーチ: 病床稼働率や紹介率の推移をダッシュボード化し、経営判断の迅速化を支援します。

3. 医療の質向上と安全管理

院内のインシデント防止や、感染対策チーム(ICT)などの活動を強力にサポートします。

  • 感染症モニタリング: 特定の菌の検出状況や抗生剤の使用状況をリアルタイムに近い形で把握し、院内感染の兆候を早期に検知します。

  • 薬剤使用の適正化: 多剤併用や特定薬剤の長期投与が行われている症例をリストアップし、アラートとして活用できます。

  • 適正医療の評価: 診療ガイドラインの遵守状況などをデータから客観的に評価します。

4. 事務作業の省力化(レポート作成の自動化)

国への報告書類や、院内の定例会議で使用する資料作成の手間を大幅に削減します。

  • 定期報告の自動集計: 指定された期間の件数集計などを自動化し、Excelへの転記ミスを防止します。

  • がん登録・専門医申請の支援: 複雑な抽出条件が必要な登録業務の補助資料として活用できます。


技術的なポイント

SSIのシステムはデータ構造が詳細であるため、SecondaryUseを介して**「どの項目がどのテーブルにあるか」を一度マッピング**してしまえば、ユーザー自身がSQLなどの専門知識なしで自由度の高いデータ抽出を行えるようになるのが最大のメリットです。